2017年10月26日木曜日

マビック キシリウムプロUST

もう皆様ご存知、キシリウムプロUST。

当店にもございます。

このホイール、チューブレス対応です。

ワタシは今までチューブレスに対していいイメージを持っていませんでした。

何故か。メリットよりデメリットが上回っていたから。

まず第一に嵌めずらい。
仕事ですからやりますが、大変。レバーは使いませんので。

次、重い。タイヤはチューブが無くなるとしても、リムが重くなる。

低グレードのタイヤでも意外と高い。 あ、このタイヤならいいかな?ってタイヤはそこそこいい値段。
ワタシはレースではカーボンチューブラーを使いますから、チューブレスの出番は練習用ホイールの時。
練習用だからと低グレードのタイヤを使うと、雨の日が恐怖。

転がりの良さ、乗り心地の良さ(クリンチャーでも空気圧でわりとフォロー出来る)のメリットよりもデメリットが上回っている理由はこれです。

で、万を持してのマビックのチューブレス。

嵌めやすく、上がり易いビート。

2017迄は内幅15mmと17mmをラインナップしていたキシリウムプロ、ワタシは15mmの方ばかり売っていました。
ワタシが尖った考え方なので、キシリウムプロに関しては15mmの方がいいと思っていたので。

残念ながら、2018のチューブレス対応になってからは17mmのみの設定に。展示会前にマビックの営業さんからこの話しを聞いた時は残念でしょうがなかったんです。

展示会に行って考え方が変わりました。「アリ」です。

嵌めやすい。これはマビック自身が散々宣伝してるので割愛します。

前輪600g。

後輪、見づらいですが849g。

タイヤ、256g。

ハンプがついたリム。

元々、キシリウムはリムにニップル穴がない構造ですので、17mmのリムにおいては重量増が極僅かだそうです。実測はしていませんが。

17mmのリム、以前あった15mmと比べると当然重たいんです。ホイール前後で1475gと1395g(カタログ重量)ですから、その差80g。この80gはリム重量差。前後で40gづつといった所でしょうか。 純正チューブは1本で80gですから前後で160g。
タイヤが40gほど重くなりますが、チューブが無くなる事による軽量化で肝心の外周部の軽さは15mmからあまり損なわれてはいないのではないかと思うわけです。

今回の個体は前後で1450g。

ハブも変わっていて、リアはインスタントドライブ360に。

以前のハブよりノッチの数が増えて、かかりが良くなっています。
インスタントドライブ360自体もちゃっかり構造変更していて、今までベアリングを抜かないとシャフトが抜けない構造でしたが、今回からがスナップリングで反フリー側を固定。ベアリングを抜かずともバラせるように。それと定番のカニレンチの出番も無くなり、ポン当てキャップに。より整備がしやすくなり、と言ってもDIY好きな方以外はあまり関係ありませんが。 ワタシたち整備する側からはありがたい事です。


フロイトハブも小径化とフランジのワイド化。
空気抵抗は増えますが、バイクを倒したコーナーリングやダンシング時に安定感が増しているはず。

実はチューブレス以外でも変更が加わっているキシリウムプロUST、定価も1万円下がって税抜き¥130,000。
かなりおすすめです。

もちろん、箱から出して「はい、どうぞ」ではありません。
オナニーとか言ってくる人もいますが、そんなもんはフルシカトでしっかり手を加えてあります。

ワタシがこのホイールを使うとしたら、普段履きはもちろん、雨だったり風の強い日のクリテリウム等で使うと思います。

長々書いてしまいましたが、実物を触ってみて改めていいホイールだと思ったわけです。

ご清聴ありがとうございました。

是非、買ってこの良さを体感して下さい。

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